先日、東金まで出かけてきました。
「チャレンジドフェスタ」という福祉のイベントが毎年おこなわれているそうで、
kocoのお茶会で知り合った方からのつながりで、お伺いしたのです。
チャレンジド=障害者という意味だそうです。
キャラバン隊『まーる』の旗揚げ公演ということで、さくら役でのお手伝い。
キャラバン隊とは、公演を通して知的障害、発達障害を多くの方に知ってもらうために活動している皆さんです。
『まーる』という名前は、 広まーる・深まーる・まーるい気持ち というサブタイトルがあるそうですよ。
全国各地でお母さん達を中心にキャラバン隊が作られ、活動しているんだそうです。
そして、東金にも誕生したというわけですね。
この日の公演プログラムのひとつは、 自閉症の方が普段どのように周りを見ているか、簡単に体験するもの。
ペットボトルを使って工夫されたメガネをのぞいて体験します。
3人のお客さんに体験してもらいました。
ピカチュウ帽子の人を探すのですが、視野がとても狭くなるのでなかなか見つかりません。
しばらくきょろきょろと探していましたよ。
目の前にいるのにね。
発達障害のお子さんが、道路標識が視界に入って道路に飛び出してしまうってことがあります。
標識以外の周りの様子が見えていないんですね。
また、絵を描いてもらうというのもありました。
お客さんに、リンゴ、コップを描いてください、とお願いします。
もちろん、簡単に描いてくれました。
次に、”ちょっと”を描いてください。
とか、
”きちんと”を描いてください、とお願いします。
お客さんは困ってました(;^_^A
絵に描けないものは理解しにくいということです。
「きちんと座りなさい」と言われても、だらしなく座ってしまうお子さんがいます。
体幹が弱いとか、自分の姿勢を認識しにくいとかの問題もあるのですが、
”きちんと”が分かりにくいから、どうしていいのか分からないんですね。
こんな風に、お客さんに実感してもらいながら進めていました。
この公演、今後の予定もいくつか決まっているそうです。
見た目には分かりにくい、知的・発達障害。
でも実際に体験してみると、どのように困っているのか、どのように手助けしたらよいか、 理解が深まるのではないでしょうか。
本人や家族も困っているし、分かってほしいと思っているのですが、
周りの方たちもきっと、理解したい、助けになりたいと思っていますよね。
まーるの代表の方はとても優しくてポジティブ。 周りをパッと明るくするパワーのある方です。
その魅力に多くの人が惹きつけられて、まーるの活動が広まって実を結んでいく予感がします。
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