先日行われた 子どもの育ち勉強会 ~頼れる地域の支援『知ろう・つながろう』~
12の機関に参加頂いたのですが、 その中のひとつが”子育て支援センター”。
目的の一つは、子育て支援センターと児童館に設けられている 「子育て相談日」というものを皆さんに知ってもらいたかったからです。
勉強会が終わり、お礼に伺った時、
「あのね森田さん、子育て相談日に相談してくるお母さんはいないのよ。」
と言われました。
えーーーー?
去年からいすみ市は市内の子育て支援センター、児童館で月に一度『子育て相談日』というものを設けています。
保育士さんが保護者の相談にのってくれるという日。
でも、あまり知られていないせいか、 ほとんど相談はないそうです。
これはもったいない!と、 先日の勉強会で支援センターの先生に、参加者に向けて説明して頂きました。
そらいろやつどい、つくも幼児教室、いすみぷれもさんなどの 障害福祉支援サービス事業所には、 心理士さんや作業療法士さん、言語聴覚士さんなどの専門家がおられます。
そこに相談するお母さんもおられると思いますが、 なかなかハードルが高いのでためらってしまう方がほとんどではないでしょうか。
そこにきて保育士さんって、いいでしょう?
障害児支援の専門家ではないかもしれませんが、多くのお子さんと膨大な時間を過ごしてきた先生ですから、お子さんを見る目は素晴らしいと思います。
身近な存在だからハードルもほとんど感じることなく相談できますよね。
と思っていたのですが。
支援センターや児童館にお子さんと一緒に来られるお母さんのなかには、 「先生、ちょっといいですか・・・?」 と、子育ての話をポツポツとされる方がおられるそうです。
私にお話しして下さった先生は、この地域で保育所の所長先生を経て、センターにお勤めしておられますが、 センターに来るお母さんからは近所のおばあちゃんに見えるんだそうです。←おばあちゃんっておっしゃいましたが、若々しいんですよ。
だからこそ、話をしてくるんだそうです。
これが、元保育士さんだとか、所長先生だったとか、 そういうことが分かってしまうと相談してこなくなることがあるそうで。
子育てを誰かに話してみるって絶対必要なのに、ハードルがあって難しいんです。
保育士さんなら大丈夫なのでは?と思っていましたが、 それもハードルになるということですね。
そんなお母さんの気持ち、わかる気がします。
お母さんの状況はいろいろ。
お子さんもいろいろ。
多様です。
頼る先も 行政から、専門家から、医療機関から、学校から、 近所のおばあちゃんのような、子育て支援とはちょっと遠い存在まで。
多様な存在がありがたいですね。
お母さんが感じるハードルは想像以上にいろいろだと気付かされました。
そうはいっても、この「子育て相談日」は 保育士さんが子育て相談にのってくれます。
専門家だとためらうけど、保育士さんなら話せるかも…というお母さんは多いと思います。
ぜひぜひ、支援センターや児童館に行って、話を聞いてもらいませんか?
保育士さんたちは、お母さんの力になりたいと思っておられます。
とっても優しくて親身になってくれますよ。
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